Google、モバイルフレンドリーテストのAPIを公開/Google、ユーザー生成スパムからサイトを守るためのコンテンツを公開、他4選:Ginza SEOウィークリートレンド 2017/02/03

Google、モバイルフレンドリーテストのAPIを公開/Google、ユーザー生成スパムからサイトを守るためのコンテンツを公開、他4選:Ginza SEOウィークリートレンド 2017/02/03


大規模サイト向けコンテンツマーケティング&SEOツールを提供するGinzaMetricsが、日本と海外、とくにUSを中心として、コンテンツマーケティングやSEO情報、関係するプラットフォームのアップデート情報を毎週ご紹介するコーナー「Ginzaウィークリートレンド」。今週はGoogleから5選、Twitterから1選です。

  1. Google、モバイルフレンドリーテストのAPIを公開
  2. Google、ユーザー生成スパムからサイトを守るためのコンテンツを公開
  3. 米GoogleニュースのAMP表示が70%超え
  4. 米Google、ローカルナレッジパネルへ「他の人はこちらも検索」表示をテスト中
  5. 米Google、1月22日にサーチコンソールのインフラアップデートか
  6. Twitter、「もっと探す」タブを追加へ

1.Google、モバイルフレンドリーテストのAPIを公開

公開日
Jan 31, 2017

発信元
Google Webmaster Central Blog

local_search_update

概要

Googleは、モバイルフレンドリーテストツールのAPIを公開したことを公式ブログで発表しました。

既に公開されているモバイルフレンドリーテストツールは、手動で1つずつURL入れて確認する形ですが、API公開により自動化するため、大規模サイトでのテストが効率的に進められそうです。

local_search_update
モバイルフレンドリーテストツール

詳細はGoogleディベロッパー向けガイドにまとめられていますので、必要に応じて、APIでのテストを進めてはいかがでしょうか。
https://developers.google.com/webmaster-tools/search-console-api/

2.Google、ユーザー生成スパムからサイトを守るためのコンテンツを公開

公開日
Jan 27, 2017

発信元
Googleウェブマスター向け公式ブログ

local_search_update

概要

Googleは、ユーザー生成スパムからサイトを守るためのコンテンツを公式ブログで公開しました。

ユーザー生成スパムとは、スパマーが自分のサイトへのトラフィックを増やすために、他人が所有するウェブサイトのコメント欄やフォーラム内のスレッド等に不正なコンテンツやリンクを投稿する行為です。Googleでは、望ましくないコンテンツがサイトに関連付けられることがないように、本記事で警告をしている形です。

local_search_update
ユーザー生成スパムの例

記事では、サイトのフォーラムやコメント欄を保護し、狙われにくいサイトにするための方法を紹介しています。

  • フォーラム ソフトウェアを常に最新の状態に保つ
  • キャプチャを追加する
  • 疑わしい動作をブロックする
  • フォーラムの上位投稿者を毎日確認する
  • 特定の種類のコメントを無効にすることを検討する
  • コメントの管理機能を活用する
  • スパム用語のブラックリスト作成を検討する
  • コメント欄のリンクに「nofollow」属性を使用する
  • 自動化されたシステムを利用してサイトを保護する

対策について、より詳細を知りたい方は、下記ヘルプページも参考になると思います。

ユーザー生成スパムに関するガイドライン:https://support.google.com/webmasters/answer/2721437
コメントスパムを防止する方法:https://support.google.com/webmasters/answer/81749

3.米GoogleニュースのAMP表示が70%超え

公開日
Jan 30, 2017 12:58 pm

発信元
Search Engine Land

local_search_update

概要

Search Engine landは、米国における、モバイルでのGoogleニュース内のAMP表示が70%を超えたというRankRangerのSERPs調査を紹介しています。

1月25日時点では30%程度だったのが、1月29日では70%超えと、急激に増えています。

local_search_update
RankRangerによるAMP表示率を示すチャート

RankRangerの元記事によると、日本での表示率が50%を下回っているということです。
GoogleはAMPの普及に力を入れており、まずは米国でのAMP表示率を高めているということでしょうか。

参照:AMP in Google News Results Skyrockets Globally

4.米Google、ローカルナレッジパネルへ「他の人はこちらも検索」表示をテスト中

公開日
Jan 30, 2017 4:45 AM

発信元
The SEM Post

local_search_update

概要

米Googleは、ローカルナレッジパネルへ「他の人はこちらも検索」表示をテストしている模様です。
レビューの上部、下部への表示パターンが確認されています。

local_search_update
ローカルナレッジパネルへの「他の人はこちらも検索」表示イメージ

「他の人はこちらも検索」は、通常のモバイル検索結果においてカルーセル形式で、米国では2016年10月頃から、また日本でも最近表示されるようになってきましたが、米国ではローカルナレッジパネルにもテストを進めているようです。

参照:
Google Back Button Behavior Triggers People Also Search For Carousel
Googleモバイル検索に「他の人はこちらも検索」機能が登場、今までの関連ワード検索になかった3+1つの新しい特徴あり

ローカルナレッジパネルの「他の人はこちらも検索」はレコメンドに近いものとなりますが、通常のモバイル検索結果に表示される内容はキーワード調査や検索ユーザーのニーズの調査としても使えそうです。
ローカルナレッジパネルの情報充実は、レストランやホテル検索サービスにとっては脅威となるので、今後の動向も注視していきたいものです。

5.米Google、1月22日にサーチコンソールのインフラアップデートか

公開日
Jan 26, 2017 8:02 am

発信元
Search Engine RoundTable

local_search_update

概要

Search Engine RoundTableの記事によると、USでは、サーチコンソールにログインすると、「1月22日にインフラアップデートがあり、データに変化があるかもしれない」というアラートが表示されているようです。

local_search_update
サーチコンソールログイン後画面のアラートのイメージ

インフラアップデート等の情報が記載されているData anomalies in Search Consoleのページにも、1月22日のアップデートに関する更新はありません。
https://support.google.com/webmasters/answer/6211453

2016年11月10日に、Googleは、上記ページでインフラ更新中であり、検索アナリティクス以外のレポートは、数週間更新が止まる可能性があると伝えていました。

参照;Google、サーチコンソールのインフラ更新を実施中、一部レポートが遅延の可能性あり:Ginza SEOウィークリートレンド 2016/11/18

当社のサーチコンソールではアラートは表示されていませんでしたが、日本でもアラートが出ているところもあるかもしれません。今後も、サーチコンソールのインフラ更新に関するアップデートがあれば、お知らせしたいと思います。

6.Twitter、「もっと探す」タブを追加へ

公開日
Jan 26, 2017

発信元
Twitter Blog日本語版

local_search_update

概要

Twitterは、これまで別の場所にあったトレンド、モーメント、検索の入り口を、「もっと探す」タブにまとめることを、公式ブログで発表しました。iOSはリリース済みで、AndroidのTwitterアプリは今後数週間の内に展開予定とのことです。

local_search_update
US版ブログでの紹介画像

local_search_update
日本版ブログでの紹介画像

「モーメント」では話題になっているトピックを複数ツイートのセットで見ることができ、「トレンド」ではその瞬間に多くの人が話題にしているものを見ることができます。「検索」では自分が知りたいトピックについて見ることができます。Twitterは、SEO担当者にとって、トレンドをキャッチするために活用できるプラットフォームでもあるため、今回のリリースで利便性が高まるのではないでしょうか。

参照:効率的にトレンド情報を収集してSEOコンテンツに活用する方法まとめ

Coming Soonカレンダー

既にGinzaウィークリーでも取り上げた内容もありますが、日が迫ってきているものを取り出しました。直近のスケジュール立てにお役立てください。

2017/1 Google Chrome、来年1月からHTTPSではないページにアラート表示へ(第43回の記事
2017/1/10 Google、モバイル検索のインタースティシャル表示の評価を下げるアルゴリズムを更新(第41回の記事

Pick UP:今週のテーマと合わせて読みたいGinzaブログ

Ginzaウィークリートレンド バックナンバー

Ginzaウィークリートレンドの過去記事一覧はこちら

Ginzaウィークリートレンドは、毎週金曜日の正午更新。
公開したらFacebookおよびTwitterで発表しています、気になる方はぜひフォローください。